橋爪 大三郎 著、PHP新書、¥700+税
2005.7.1 初版
覇権国家アメリカは究極的に何を目指しているのか。
社会学の視点で<新大陸><キリスト教国家>などの成り立ちを捉えれば、
「自由の国」の行動原理が浮き彫りになる。
財産の相続法や選挙など平等と民主主義を実現する社会の仕組みから、
ハンバーガーやジーンズといった便利さを追求する消費文化、
そして冷戦や9・11を経て至った単独行動主義まで、
アメリカならではの思考パターンを考察。
はたしてその覇権は続くのか、日本がとるべき道とは…。
エッセンスを明快につかみ出した超常識のアメリカ論。
- 目次
- プロローグ 講義を始めるにあたって
- [第I部] 歴史から見えるアメリカ
- 第1章 アメリカとは何なのか
- 第2章 宗教国家アメリカ
- 第3章 独立戦争のアメリカ
- 第4章 社会科学者の見たアメリカ
- [第II部] 文化から見えるアメリカ
- 第5章 トクヴィルの見たアメリカ(1)
- 第6章 トクヴィルの見たアメリカ(2)
- 第7章 アメリカン・カルチャー
- 第8章 サリンジャーのアメリカ
- [第III部] 国際関係から見えるアメリカ
- 第9章 二十世紀という時代
- 第10章 日本とアメリカ
- 第11章 ネオコンのアメリカ
- 第12章 グローバル化とアメリカ