橋爪 大三郎 著、ちくま学芸文庫、定価1,260円(本体1200円+税)
2008.6.10 初版
社会学って何?
学校の講義は要領を得ないし、そもそもこれって学問なの?
―そんなあなた、さあ特別講義の開講です。
現代日本を代表する社会学者が、「社会」そのものを考えるための視点と道具を授けます。
まずは基礎講座で社会学の基本を総ざらい。
そして応用講座で、大学のありようから学問の意味を問い、家族や恋人など身近な人とのつながりから広く文化を考え、癒しを求める気持ちを起点に宗教を掘り下げる。
自分で考える力を蓄え、自分の意見を持つための武器を身につければ、新しい世界が見えてくる!原著を大きく編み直した新編集版。
- 目次
- 基礎講座 社会学を学ぶとは(社会学はどういう学問なのか
- 社会学と隣接諸科学について
- 社会科学入門Q&A
- 理論社会学とは)
- 講座1 大学と学問(学問の自由、大学の自由
- 大学を変えれば、日本が変わる
- ベンチタイム・コラム
- なぜ若者は、成熟するのがむずかしいか
- 文化国家日本の創造)
- 講座2 人のつながりから文化を考える(人はなぜ結婚するのか
- 家族―その変容の核
- 猥雑と道徳をめぐって
- 若者世代のアイデンティティ)
- 講座3 人はなぜ宗教を求めるのか(人は宗教で癒されるのか
- 宗教集団と陰謀
- オウム真理教はなぜ最終戦争を覚悟したのか
- 破防法入門)
- 補講 子想は命がけの産物だ