橋爪 大三郎 著、ミネルヴァ書房、定価1,890円(本体1800円+税)
2009.6.5 初版
裁かれるのは検察官!?
法律家には書けない裁判員裁判の本質とは?
裁判の流れから死刑判決の心構えまで分かりやすく解説する。
裁判をするだけではない裁判員の権利と義務のすべて。
- 目次
- 第1章 刑事裁判は、どういうルールのゲームなのか
- 1 ゲームのルールとプレーヤー
- 刑事裁判のルール
- 刑事裁判のプレーヤー
- 法廷は、対決の場
- 被告人は、立場が弱い
- 立証の責任とは?
- 検察官とはなにか
- <刑法>と刑事訴訟法
- 2 民事裁判と刑事裁判
- 3 裁判を受ける権利
- 第2章 「推定無罪」、とはどういうことか
- 1 なぜ「被告人は無罪」なのか
- 2 裁判員は検察をチェックせよ
- 3 憲法が自白に注目するわけ
- 4 犯罪はいつ犯罪になるか
- 第3章 裁判員はちゃんと役割を果たせるのか
- 1 がんばれ、裁判員
- 2 裁判いよいよ始まる
- 3 証拠のいろいろ
- 4 感情をコントロールせよ
- 5 判決を決める
- 6 いろいろな心配
- 第4章 裁判員制度はこれでよかったのか
- 1 陪審員とどこが違う?
- 2 くじ引きの不条理
- 3 刑事裁判がこう変わった
- 第5章 裁判員制度で日本の裁判はよくなるか
- 1 裁判改善のため、それとも教育のため?
- 2 ここが困る、日本の裁判
- 3 裁判員制度はやめたほうがいいか
- あとがき
- 付録