橋爪 大三郎 著、春秋社、¥2500+税
2004.5.25 初版
構造-機能分析以降の学問的混迷のなか、
あくまで普遍的学としての社会学の再生を希求する橋爪社会学の歩み。
人間活動の基盤である言語に焦点をあて、
フーコーやマンハイムを批判的に検討しつつ、
社会学の理論的枠組みから、規範と権力、イエ社会や性愛の分析まで、
その全貌を一望にする。
- 目次
- 序章 社会学のにおい
- [第1部] 言語と社会の関係をめぐって
- 第1章 社会はどういう空間であるのか
- 第2章 <言語>派社会学
- 第3章 知識社会学と言説分析
- 第4章 「貨幣」と「言語」
- 第5章 言語ゲームとしての死
- [第2部] 規範の言語と権力の生起
- 第6章 権力の可能条件
- 第7章 不可視の法/不可視の権力
- 第8章 「一次ルールは強制的命令」ではない
- 第9章 文脈と権力
- 第10章 公共性とは何か
- [第3部] 変容する社会関係
- 第11章 イエ社会論は有効か
- 第12章 天皇と民主主義
- 第13章 性愛のポリティクス